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【呪術廻戦】甘く愛される短編集《R18》

第4章 アングレカム【五条悟・教師編】



雫が喜ぶなら、どんな事でもしてやりたいと思うし、傷つくことからは守ってやりたい。


『恵…着たよ…』

コスプレが雫の趣味だったなんて、全くの初耳だった。
胸元が大きく開き、腹周りが絞られていて、絶対に胸がとんでもないことになるやつ…

俺だって男だ。そういうDVDや動画を見ないわけではないし、中学時代はそれなりにやんちゃもしていた。
女との経験も少なくはない。

けど尖っていたあの頃とは違い、多少落ち着いた高1のタイミングで雫に出会い、恐らく好意を持った。
ゆっくり、時間をかけて思いを伝えたらいい。
そう思っていたのに…


メイド服姿の雫を前にし、理性が吹き飛びそうになる。

「…あ…あぁ…」

『変でしょ…?っていうか、これ…合ってる…の?』

「合ってるんじゃ…ねぇの?」


何で顔を赤らめるんだ。反則だろ…
胸が引き上げられ、くっきりと谷間ができていて、触っていないのに柔らかさがわかる。
下着が見えそうなくらい短いスカートからは細くて白い太腿がのぞき、ニーハイソックスがエロさを助長させる。

「…いつも着てるんじゃないのかよ。」

『初めて…着たの。』

「…は?」



コンコンコン…

遠慮がちにドアがノックされる。

『…っ…どうしよう恵…誰か来ちゃった…』

「っ…とりあえずベッドん中入れ。適当に話しとく。出てもいいよな?」

雫の了解を得て、ゆっくりとドアを開ける。

「はい…」

「は?伏黒?何でアンタがここにいんのよ。」

「俺が心配して来たらダメなのかよ…」

「お、ホントだ。伏黒ー。
お前も雫んとこ、来てたんだな。」

二人共、飲み物や菓子が入った袋を下げている。

「雫、さっきまで起きてたんだが…今また寝たところなんだ…俺もそろそろ戻ろうかと思ってる。」

「あっそ、お疲れー。
あたし代わるわ。明日から私達、遠方任務なの。疲れていてろくに支度もできないだろうから、私がやる。」

入ってこようとする釘崎を止めようと、足を出す。

「ちょっと…何よこの足…?」

「お前話聞いてたか?
雫は寝てるっつってんだろ。
ガタガタやり始めたら起きちまうだろうが。」
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