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【呪術廻戦】甘く愛される短編集《R18》

第4章 アングレカム【五条悟・教師編】



『本物がこういう事してるところ…初めて見た…』

漫画でなら、ソフトなエッチシーンは何回か見たことがあるけれど、生身の人間が絡んでいるシーンはかなり生々しい。

『すごい…』

ゴクリと唾を飲んで再生ボタンをクリックする。

「ぁっ…あぁんっ…ゃぁっ…はぁん…」

繋がった部分がアップで映り、パンパン、と肌のぶつかる音と嬌声が続く。
男性の吐息、女性の秘部や胸をまさぐる手つき、目が離せなくて、ドキドキしながら口を押さえる。

男性が思い切り振り抜き、動きが止まったかと思ったら…
しばらくして女性のナカから性器が抜き取られ、少しすると白い体液が溢れてきた。

『えっ……』

昨日五条先生が出した物と同じ…その正体は私だってわかる。

『ナカに…精液を出したら赤ちゃんができちゃうんじゃ…』

驚きとハテナマークがぐるぐると頭の中を回っていると


コンコン…

控えめにドアをノックする音が聞こえた。

『っ…誰か来た…』

イケナイものを見ていた気持ちになり、体がビクッとする。急いでパソコンを閉じた。

『はーい…』

ドアを開けると、ノートとお菓子を手にした人物が立っていた。

『恵…』

「体の調子、どうなんだ…
疲れてたのか?お前が居眠りとか珍しいだろ。これ、今日のノート。」

手渡されたノートを手に取り、中を見ると確かに私が記録していない板書が書いてある。意外に綺麗な恵の字は、ギャップがあって密かに可愛いと思っている。

『ありがとう、恵。昨日ちょっと寝付けなくて…でも授業中ちゃんと寝たからもう大丈夫だよ。』

へらっと笑うと、安心したように恵も笑う。

「無理するなよ。明日から釘崎と遠方任務だったろ。面倒な呪霊は全部、釘崎に任せたらいい。」

何それ?と笑いながら、お菓子も受け取る。

『ちょっと中、入る?』

「あぁ…じゃあ少し。」

パソコンは閉じた。変な所はない。恵の後ろ姿を見て、ハタと思い出して血の気が引いていく。

『あっ……恵待って…ちょっと待ってっ…』

「…何だ…これ?」

遅かった。
ベッドの上に広げられたメイド服を見て固まる恵。それを見た私も固まる。

…誤魔化さなきゃ……

『あ……やだな、見られちゃった。
実はこういう服を着て…部屋で写真撮ったり一人で過ごしたりするのが趣味でねっ。恥ずかしいから悠仁や野薔薇には言わないで…?』
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