第4章 アングレカム【五条悟・教師編】
『色々…考えたら眠れなくなってしまって…』
「色々って?」
『朝…援助の事お母さんに伝えたら、五条先生は命の恩人だって。いい先生に巡り会えて、私は幸せだって…
けど母が、なぜ援助を受けられているのか知ったら、どう思うかって、少し考えてしまって…』
「んー…それはさ、僕が雫を大切に思っていればいいだけの話なんじゃないの?」
『…?』
「確かに娘が弄ばれていたり、利用されてるって知ったらお母さんは気に病むよね。
けど僕は教え子として、きちんと雫を大事に思ってる。傷つける事はしない。それでいいでしょ?」
『…はい。…あの…先生……?」
「ん?何?」
『…ありがとう…ございます。』
ぽつりと呟く雫。
「どうしたの?急に。」
『昨日先生の……体を見た時、正直言って怖いって思いました。初めて見たからっていうのもあるけど…
先生の言う通り、あの店に入っていたら、きっともっと怖いことや、一方的に傷つけられる事が絶対あっただろうな、って初めてわかって…
だから…』
頬を赤らめて、僕の目を真っ直ぐに見つめる雫。
『お世話に…なります。
ん?お世話を…させてください。…あれ?』
「くくっ…もう雫…可愛すぎ。
大船に乗ったつもりで、僕に任せてよ。悪いようにはしないからさ。」
side 雫
後で着て欲しいからとりあえず見てみて、と先生から手渡された紙袋の中身を取り出すと、思わず頬が緩んだ。
『わぁ…可愛い…』
一瞬テンションが上がったけれど、広げてみて唖然とする…
胸のところがパックリと開いていて、ウエストがこれでもかと絞られているメイド服。短すぎるスカートに、二ーハイソックス。黒地に白のエプロンは、確かに可愛らしいのだけど…
『こんなの着て掃除とかできるのかな…』
普通にエプロンを着けて作業した方がはかどりそうなのに、よくわからない…
ベッドにメイド服を広げたまま、先生に予習しておくように、と言われたサイトを見ようとパソコンを開く。
検索ワードを入力し、サイトを開くと…またまた驚愕した。
『…っ……』
男の人と女の人が、そういう事をしている場面…
昨日、口に含んだ男の人のモノが、女の人の秘部に挿し込まれて、先端が見えなくなっている。