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【呪術廻戦】甘く愛される短編集《R18》

第3章 ヘブンロード【七海建人・高専編】


「抱きしめたんですね…」

『建人……怒ってるの…?』

「怒ってません…ただ…」

嫉妬はしている、恐ろしいほどに。

「女性を抱きしめるだけであの人が終わると思えませんが。」

『………』

「話してください、雫。」

『…っ変な事だから話したくない、恥ずかしい。この話終わろう?』

「…っ…」

顔を隠そうと布団を被ろうとするのを制し、雫の上に覆い被さる。

「…雫…昼の事ですが、今雫の口から…気持ちを聞かせて貰ってもいいですか?」


"雫の事が好きです。"

驚いて潤んだ瞳が私を捉える。

『…私も…建人が好きだよ。建人が好きだって気付いて…雄と一緒にいるのが苦しくて…別れた。
なのに…建人は私にキスした理由も言ってくれなくて、しかも忘れろって…んっ…』

雫の小さな口を塞ぐ。
角度を変えて、何度も、何度も。
唇を離し、額を軽くつけて囁く。

「誤魔化して…申し訳なかったと思っています。まさか想い合っているとは思わなくて…迷惑かけたくなかったんです。雫にも、灰原にも。」

『ぅっ…許すって…言ってないから。』

「どうしたら許してくれますか?」

『抱きしめて。いっぱい…』


「……その先もしていいなら。」


首にそっと、細い腕が回される。

『…して……その先も。』

そこからはもう、歯止めをかけなくて良いと言われたような気がして、夢中で雫の口内に舌を這わせた。

『んっ…けん…とっ…』

後頭部、髪…雫に触れられているだけで体が熱くなり、中心が昂る。

浴衣ごしに胸に触れると、ピクリと震える体。
紐を解き、ゆっくりと合わせを開くと淡いブルーの下着に包まれた、豊かな双丘が現れた。

「雫…綺麗です。」

下着に収まらない胸の膨らみに舌を這わせながら、やわやわと全体を揉みしだき、ホックに手をのばす。

『ぁっ…建人…恥ずかしい…』

「…大丈夫、私も脱ぎますから。」

浴衣を脱ぎ去り、下着一枚になると再び雫に口付けた。
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