第2章 青く澄んだ空【五条悟・高専編】
side 雫
深い哀しみを抱えている悟が消えてなくなってしまいそうで、受け入れることを決めた。
透き通るように白い、傷や黒子の1つもない肌。
鍛え上げられた筋肉。傑とは厚みが違うけれど、十分逞しい体。体に似つかわしくない綺麗な顔…
うっすらと汗をかき、切なげに歪む悟の表情が視界に入り、心臓がドクンと鳴る。
「雫……好きだ…」
『……っ…はぁっ…はっ…』
囁かれる愛の言葉に、どう返事をしていいのかわからないけれど、与えられる快感に溺れてしまいそうな自分がいるのが怖い…
悟は繋いだ手を離し、膝を立たせると下から上に向かって腰を動かした。
ぞわぞわとした何かがまた這い上がる。
『んっ…ゃっ…そこ…突くの…ゃっ…』
「…さっき雫がイったとこ。
こうやって突かれると気持ちいいでしょ」
『あんっ…ぁっ…ゃ……あぁんっ…あんっ…』
ビクンビクンと仰け反り、一瞬耳が聞こえなくなって体が熱くなる。
「っ…そんな締めたら…出る…」
悟は更に律動を速める。
『あんっ…ぁっ…イってる…の…止めてさとる…お願い…』
「…っ何回でもイって、雫…顔見せてよ」
イキっぱなしでビクビクと震え、苦しくて悟に懇願するも更に激しく突かれるだけで…
『あっ…あぁんっ…ゃぁっ…あっ…ぁんっ…』
「可愛すぎ…雫」
快感の波が止まらず、下半身の感覚がなくなってくる。
『ぁ…さ…とる…』
「…何?」
『…………気持ち…いいっ』
「っ…俺もっ…俺も気持ちいいよ雫……」
ズチュっと最奥に打ち付けると、悟は体を震わせたまま動かなくなった。
『はぁっ…はっ…ぁっ…』
意識が遠のいてく…
お腹の中にジワジワと温かいものが広がるのを感じる。
「雫の中…すげぇヒクヒクしてる…」
『ぁ…悟も…私の中で…まだ…』
「…出してごめんな。」
『……いいよ。』
雫のナカから出ると、少し時間を置いて白い体液がトロリと流れ出てきた。