• テキストサイズ

【呪術廻戦】甘く愛される短編集《R18》

第2章 青く澄んだ空【五条悟・高専編】


『っ…慣れなくていいっ。
そんなことに慣れちゃダメだよ悟。辛いなら辛いって言ってよ。当たり散らして、泣き叫んで、大暴れしてよ。悟らしくない。
いつもあんなに傑と本音をぶつけ合ってたのに…』

こんな事言う権利なんて、自分にないのはわかってる。
悟の思いに全く気付かなかった自分を棚に上げて、何が仲間だ。

「俺が辛いって言ったらさ…」

額に悟の額がピッタリとつけられる。

「…何とかしてくれんの?」



side 悟

雫をベッドに押し倒し、足の間に割り入って膝を立たせる。

『っ……』

「ねぇ雫…俺と一緒に堕ちてよ…」

『…っ…悟…』

俺の胸を押す雫の力が次第に弱まっていく。

「お願い…雫」

制服の上着とシャツを捲り上げ、直に脇腹に触れる。






『………わかっ………た…』

染めた頬でギュっと目を瞑り、手を口元に添える雫は、かろうじて聞こえるくらいの声でそう答えた。


俺の弱さも…
 
脆さも…

哀しさも…

ただただ…雫に受け入れて欲しかった。


俺は本音ではないはずの雫のイエスに甘え、そっと唇を塞いだ。
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp