第2章 青く澄んだ空【五条悟・高専編】
『んっ……んむっ…はぁ…』
控えめでも、舌を出して絡ませ、口付けに応えてくれる雫の姿に愛しさが増した。
俺はもっと、もっと…と後頭部を押さえつけ、雫の口内に舌を捩じ込んだ。
『んんっ…っ……はぁっ…はぁ…』
息をする間も与えないくらいに唾液を交換し合ったせいか、苦しそうに酸素を求める雫。
その赤らんだ顔に、加虐心が煽られる。
執拗に雫の舌を吸い、逃がすまいと両手で頭を押さえる。
「っ雫……好きだ。」
『…っ…はぁ…はっ…』
その言葉に応えが返ってくることはない。
勿論これでいい…
舌を絡めながら、プチプチと制服とブラウスのボタンを外していく。
『さっ…悟…私……』
俺の手に小さな手を重ねながら不安そうに見つめる雫。
「…罪悪感なんて感じるな。お前は悪くない。
お前はただ俺に同情して、そこに付け込まれただけ…
ただそれだけだ。」
今まで腐る程女の体を見てきた。
けれど脱がせる時点でこんなに気持ちが昂るのは初めてで、我ながら自嘲する。
戸惑う雫の服を上下とも脱がせ、下着姿にすると、腕を胸の前でクロスし、頬を真っ赤に染めた。
『悟…私……泣き止んだよ…』
今ならまだ引き返せる、と懇願するように目を潤ませる雫の手首をそっと掴み、手の甲に何度も口づけた。
「ごめん雫…もうそんなん関係ない。」
今すぐお前が欲しい…
今すぐお前を俺だけのものにしたい…
ここで止めるなんて絶対に無理だ。
両手を頭の上に纏めて右手の指先でツウ、と胸の真ん中を撫でる。
『んっ…』
下着を下にズラすと薄い綺麗なピンク色の先端が見え、心臓がドクリと鳴った。
「ずっとこうしたかった…」
舌先で優しく刺激すると
『ぁんっ…ぁっ…ゃぁ……』
雫の腰が浮き、ビクビクとし始める。
「…すげー敏感なんだな…まだ何もしてねぇのに…」
『ふぇ…だって…そこ…よわ…い…から…』
うう…と顔を赤らめ、涙目で訴える雫と目が合うと、俺の中で何かが弾けた。
「ごめん…マジでお前のことメチャクチャにする。」