第5章 トライアングルのち…【虎杖悠仁&伏黒恵・高専編】
雫を起き上がらせ、薄い上掛けをそっとかけた。
乱れた髪を直してやりながらベッドの上で向かい合い、頭を掻くと口を開いた。
「…で?何で僕の事避けるようになったの?」
『…避けてなんか…ちゃんと話してました。
普通の生徒が普通の先生に話すみたいに尊敬の念を持って。』
「そういう事言ってるんじゃないんだよ。
いつを境にか忘れたけど、雫の態度、急に変わったでしょ?あれ…何だったの?」
『………』
「…言えない?」
『私は…』
雫の瞳が潤む。
『血統もないただの雑種だし…
先生は呪術界の頂点どころか…人間としての頂点で…
私なんか相手にもしてない…
気まぐれに遊んでただけで…
私がちゃんと好きな人を見つけて恋愛すれば、先生も安心すると思ったし……痛っ…』
「何それ…?」
イライラしすぎて強引に引き寄せてしまい、雫の頰が勢いよく胸に当たった。
意味わからん。
が、まぁ…よくわかった。
補助監督なのか一般の術師なのか誰だかわからん奴が余計な事を雫に吹き込んだようだ。
「好きな人……?」
再びベッドに押し倒すと、腕を押さえつけて瞼、頰、鼻、と強引に口付けた。
『…ゃだっ……』
「雫…悠仁が好きなの?」
『…っ……好き。』
「恵は?」
『恵もっ…好き。』
「僕は?」
『だから……嫌い…大っきら』「嘘つき。」
鼻先をつけ、ゆっくりと諭すように口を開いた。
「…僕を忘れようと必死なんでしょ?」
『ちがっ……』
「じゃあこれは何の涙なの?」
ぐちゃぐちゃになった顔に広がる涙を掬う。
『先生が…こんな事するから…お願い、もう離して……』
起き上がろうとする雫のショーツを剥ぎ取り、足を開かせるとベルトを外し、勢いよく雫のナカに潜った。
『あぁんっ…ぁっ……ゃめ…抜いてっ……』
「正直に言わない子には罰を与える。
教師として当たり前でしょ?」
ズッチュ…ズッチュという水音が心地いい。
「はぁ…良かった。
まだまだキツイままだね。僕のを掴んで離さないんだから。」
雫の胸に両手を置き、体重をかけながら奥を突く。
『んっ…っ…苦…しっ…』
ゴホゴホと咳込むと、ナカは更に締まった。