第5章 トライアングルのち…【虎杖悠仁&伏黒恵・高専編】
「イキそう…雫っ」
『んっ…イッて……悠仁っ…』
ギシギシとベッドが揺れる程スパートをかけ、あっという間に雫の体の上に欲を放った。
「はぁ…はっ……」
雫の体をゆっくりとティッシュで拭くと、
『悠仁、また…来ても…いい?』
俺の手を握り、蒸気した頬でそう聞く雫。
それに答えられず、黙ってしまうと、
『おやすみ…』
そう言って素早く身なりを整え、部屋に戻っていった。
「ははっ…マジさいってーだな。クズとも呼べねぇわ…」
傷つけているだけ…
断れず、拒否できず、言わなくていいと言ってくれる雫に甘えているだけ。
「こんなクズのさ、マジで…どこが好きなの?」
呆然と立ち尽くし、カーテンから覗く月を眺めると、俺を嘲笑うかのように、月は静かに光り続けていた。
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side 伏黒
『んっ…んぁっ…ふっ…』
雫の細い腰を掴み、ガツガツと打ち付けるとフルフルと上下左右に胸が揺れた。
頂を口に含み、舌でコロコロと刺激するとナカがキュウっと締まり、逃げるように快感に身を捩る姿が目に入る。
『ぁんっ…ゃっ…』
「はっ……すげぇ締めつけ…」
体を密着させ、奥まで腰を進める。
ズッ…グジュッ…ジュプ…
『んんっ…恵…恵っ…』
腰を振り続けながら雫の口に舌をねじ込み、歯列や上顎をなぞる。
『んっ……っ…ふっ…』
目尻から涙が零れ、ナカがギュウギュウと締まりだした。
「ふっ…ここ気持ちいいのか…初めて知った。」
緩急をつけて舌で上顎を刺激すると、ビクンと震え、ナカの動きが一旦収まったかと思ったら…
『んんっ……あっ…ゃあっ…あっ…』
腹が持ち上がり、ナカの急激な締め付けに搾り取られそうになる。
「っ……やべ…」
奥まで挿入していた自身を素早く引き抜いたが、射精感も我慢していたため、蜜口から出た瞬間、勢いよく体液が飛び出した。
「はぁっ……はっ…」
紅く色づいた蜜口に青白い体液が付着し、トロトロと流れ落ちる様にゾクリとした。