第5章 トライアングルのち…【虎杖悠仁&伏黒恵・高専編】
雫がどんな説明をしたのか気になったが、釘崎とにこやかに話をする姿を見て安堵した。
また前みたいに…?
胸のざわつきを掻き消すように、釘崎と雫の輪に混ざり昼食を取った。
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side 虎杖
『んっ…はぁっ…』
クチュクチュと熱い舌が絡み、その柔らかさに溺れる寸前、はたと我に返った。
「雫っ……?」
『……?…ダメ?』
「ダメだろ…五条先生に釘刺されたんだ。
雫がまた前みたいになるのが怖い。
ごめんな…あんな事しておいて言える事じゃないけど‥」
課題をしに俺の部屋に来ていた雫は、釘崎と伏黒が部屋に戻ると、急に唇を押し付けてきたのだ。
『…それが…本当の理由なの?
悠仁は…私の事どう思ってるの…?』
俯きながら寂しそうに部屋に戻ろうとした雫の手を引っぱり、腕の中に閉じ込めた。
「…言えないよ。言ったらいけないんだ。」
『先生に…怒られるから?』
「違う…」
雫を抱きしめる腕に力を込める。
そんな事じゃない。
『………大丈夫だよ。』
雫は両手で俺の頬を包み、大きな目を細めた。
『もういいよ…何も言わなくていい。』
「……?どういう…」
『悠仁………抱いて。』
「っ…雫…」
密着した体温の高い雫の柔らかな体に触れると、簡単に俺の覚悟は瓦解した。
雫をベッドに寝かせ、貪るように唇を塞いだ。
『んっ…悠仁っ…気持ちいい…』
「はぁっ…俺も…」
ショーツを脱がし、下半身に触れると既にトロトロと濡れそぼった秘部は簡単に指を呑み込み、覆いかぶさって性急に挿し込んだ自身をギチギチと締め付けた。
「くっ…」
もっていかれないよう呼吸を整え、ゆっくりと突いたり引いたりを繰り返す。
「はっ…」
『んっ…あっ……もっと…悠仁っ…』
雫のナカが絡みつき、快感に溺れそうになるのを紛らわそうと髪や頬を撫でると、俺の手を包み、スリスリと頬を寄せる。
「雫…ごめんっ…俺……」
『っ…悠仁…言わなくていいよ。
お願い、ギュッてして…』
肘をつき、体を密着させると奥まで突き上げる。
ズッ…グジュッ…
『はぁっ…気持ちいっ…』