第1章 愛しい君【夏油傑・高専編】
快感から逃げようとする雫の腰を掴み、奥をゆっくりと突き続ける。
「っ…雫のナカ…
キュウキュウ締まって凄く気持ちいいよ…」
甘イキを繰り返す雫のナカが、再びギュウっと締まり始めた。
『ぁっ…きちゃ…ぅ……ぁっ……あぁぁんっ、ゃぁっ、あっ…』
悲鳴のような甲高い声で達し、腰を浮かせてビクンビクンとのけぞる雫が可愛くて愛しくてたまらない。
最奥を突くと同時に、雫のナカに思い切り欲を吐き出した。
息を整えてズルっと自身を引き抜くと、紅く色付いた秘部から乳白色の体液がトプっと流れ出す。
『はぁっ……はぁっ……』
呼吸が整わず、トロンとした瞳で天井を見つめる雫を見下ろし、額や頬、首、鎖骨に口づけていく。
まだ足りない………もっと…
胸の中心をチュウっと吸い上げると、ビクっと震える小さな体。
『ぁっ……も…イキたくない…体…ビクビクして…苦しいの…休み…たい……ごめんね……』
「…可愛い。大丈夫、大好きだよ雫…」
優しく抱きしめて頭を撫でると、すぐにスースーと心地良さそうな寝息が聞こえてきた。
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後処理を終え、すやすやと眠る雫の顔についた傷に、優しく触れる。
「全く…こんな無茶して…」
こんなこと言ったら君は怒ると思うけれど…
本当は少し、嬉しかったんだ。
普段文句の一つも言わない聞き分けのいい君が、あんな風に自分の気持ちを伝えてくれたこと。
ブー…ブー…
着信を知らせるバイブの音。
任務……急いで液晶を確認し、ゆっくりと電話に出る。
「はい。」
「おー、傑ー?今どこ?今日さぁ、夜俺の部屋で灰原と七海とゲームやんね?この前の続きしようぜ。」
「あー…今何時くらい?」
「は?寝ぼけてんの?7時だろ。8時に俺の部屋な。つーか今どこ?」
「…ごめん悟。食堂の夕飯、必要の欄に印をつけてしまったんだけど、多分食べないから誰かと食べて貰えるかな?…雫の分も。」
「雫もいんの?外で食べるなら俺も行く。つーか何回言わせんだ。今どこ?」
「……雫は隣で寝てるよ。すぐには起きないと思う。場所は…察して。」
少し間を空けて悟が口を開く。