第4章 愛と情は紙一重(イルミ)★
言いながら快楽に眉を寄せるイルミ。その余裕のない表情に胸が苦しくなってさらに彼のモノを締め付けてしまった。
「…っく、なに、シンシア」
『んっ、イルミのその顔、すき…』
「…なにそれ、煽ってるの?」
ぐん、と奥をひと突きされて背中がしなる。それを抱えたまま腰を押し付けてきたイルミはぐりぐりと奥を抉ってきた。
『あぁ、んっ、それやだぁ…っ』
「気持ちいい、の間違いでしょ」
『だって、変になるぅ…っ、あんっあっあっ!』
「オレを煽るからだよ。シンシアが悪い」
『そんなこと、してない…っやぁ、ん』
ずるっと抜けそうなところまで引き抜くと勢いよくまた腰を打ち付けてきた。
『あぁぁ…っ』
「またイったの?淫乱だね」
『違う、もんっ!イルミのが気持ち、よすぎるぅ…っ、あ、あっ!』
「だから、…くっ、それやめなよ…っ」
パンパンと激しく腰を打ち付けられて身体ががくがくと揺れる。彼ももう限界が近いようだった。
『イル、ミ…っ、キス、して…っ、あ、あぁっ』
「…全然わかってないね、…っ」
文句を言いながらも甘い口付けを落としてくれた。そのまま自分から舌を絡めて彼の首に腕を回した。
イルミの動きが更に激しくなり快感の波が一気に押し寄せてくる。
『あ、あっ、イルミ、また…っ、イきそ…ああぁっん』
「ん…っ、いいよ、オレももう、イく…っ」
『イルミ、イルミ……っ!』
「シンシア…っ」
『イく…っ!あっあっ、あ、あぁぁぁっ』
「シンシア、出す、よっ…あっ、っく…」
中でびくびくと彼のモノが脈打つのがわかる。熱いものがお腹の中で広がった。
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