第4章 愛と情は紙一重(イルミ)★
再びイルミが口付けを落としてきた。息をすることすらままならないキスに、全身が痺れるような感覚が走る。
『あ、っ……ふぁ』
身体が熱くて芯まで蕩けてしまいそうな感覚に陥る。
イルミの舌が口内を這いずり回るたびに、とてつもない快楽がシンシアを襲った。
『はぁっ、ん……イルミ、気持ち、良い……っ』
「……っ」
『あ……っ!んんっ!』
いつの間にか胸に舌を這わせていたイルミが固く主張した胸の突起を舐め上げれば、シンシアは大きな矯声を上げ全身を震わせる。
『やあっ、あっ、あん』
ぴちゃ ちゅうっ ちゅる
『やっ、あ、ああっん!』
まだほんの少ししか与られていない愛撫で、シンシアの体は大きく跳ね上がった。
イルミはその反応をじっと見つめながら尚も舌を動かす。
『イルミ、っ……』
自分でも分かるほどに蜜がじわっと溢れ出し、触ってほしくて太腿を擦り合わせた。
それに気づいたイルミの指が下半身を滑るだけで、全身がゾクゾクする。辿り着いたそこにイルミの指が這うとそれだけでひくひくと中へと誘うように動いた。
『あっ、や……もっと触ってぇ…っ!』
「……」
未だに何も喋らないイルミだったが彼も興奮しているようで、中心部は勃ち上がっているのが目に入った。
(イルミもちゃんと性欲あったんだ…)
「っ!?あっ、やぁっ……」
ぼんやりとそんなことを考えていると突然イルミの指が2本中へと入ってきた。
そして容赦なくぐちゅぐちゅと中を掻き回して中を刺激する。
『ああっ、んっ、や、はげしい…っ!すぐ、イっちゃう、から…あっ』
イルミの指はシンシアの悦ぶ箇所を全て刺激していく。
シンシアはイルミとは初めてのはずなのに的確にイイところを触られ、戸惑いながらも敏感に反応してみせた。
『あっあん!もう、だめぇ…っ、イく……っ!あぁぁぁんっ』
ぎゅうっと彼の指を強く締め付け、ビクビクと体が痙攣している。引き抜いた指にトロリと絡みついた愛液をイルミは味わうように舐め上げた。
そしてシンシアを見下ろしてじっと見つめる。絶頂した余韻で身体をひくつかせながら荒く呼吸を繰り返しているその姿を見て、イルミは少しだけ理性を取り戻した。