• テキストサイズ

こちら、MOB飼育係4[dzl]

第6章 おらふくんコウモリ目線


 僕はおらふくん。コウモリなんやで。
 前はたくさんのコウモリ仲間と森の中で狩猟ごっこして遊んでたんやけど、気づいたらどんどんいなくなっていて。
 仲間はどこか遠くの森に引っ越したとか聞いたんやけど僕は途中で迷子になっちゃって。そこにあった林に入ったら、ドズぼんさんたちとおんりーとMENに会えたって感じなんや。
「こんにちは、おらふくん」
 と挨拶してくれたのはとてもいい人間なんや。だってぼんさんのことを助けてくれたからね。
 そういえば人間さんの名前聞いたことないなぁ。名前なんていうんやろ。僕におらふくんって名前をくれたし、人間さんにもきっと素敵な名前があるんやろな。
「ん? どうしたんだい、おらふくん。今日はよく鳴いてるね……?」
「人間さんの名前が聞きたいだけなんよ。ねぇ、教えてくれへん?」
「ははっ、今日もブラッシングしてあげるからね」
/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp