第1章 快感 / 五条 悟
「、、、大丈夫か?」
『身体あつい、、、脱ぎたい、、、っ。』
「、、、っ。花咲の部屋入っていいか?」
『、、、うん。早く、、、。』
伏黒くんが凛の部屋に手をかけた瞬間、
「はーい。恵ストップー。」
「先生!」
『(、、、っ。おかしい。)』
「いや〜なんかさ?変な気配がするなって思って来てみたら、凛やばいんじゃないのー?」
「隠れてた呪詛師に呪力飲み込まされて、、、なんか、身体あついって、、、」
『(先生の声聞く度にお腹の奥がくすぐったい、、、)』
「へぇ??それで部屋で脱がせちゃおって感じ??」
「、、、っ。」
「青春だねえ!んーでも、ちょっとやばそうだから一旦僕が預かるわ。」
『(、、、早く、、、どうしたらいいの、っ、、)』
「さっき家入さんの所に連れてったんですけどどこにも居なかったです。」
「あー、出張って言ってた気がするわ。僕反転術式も使えるから大丈夫。」
「、、、なら、お願いします。花咲に変な事したらぶん殴りますからね。」
「はいはーい。」
そう言って、五条先生が私を連れていこうと肩に触れた瞬間、びくびくと身体が反応してしまった。そして、、、お腹の奥がきゅんきゅんする。
五条先生に抱きかかえられ、部屋まで運ばれて先生のベッドに座らされる。
「凛ー?わかるー?とりあえず凛の部屋じゃ狭いし周りに心配かけちゃうから僕の部屋に来たからね。」
『、、、っはい。』
「んー。凛の状況を端的に言うと、呪詛師の呪力の性質が強制的に発情させる力っぽくて、発散させないと死に至るって感じかな?」
『、、、え。どうしたら、、いいですか、、、?』
「凛の身体的にあんまり時間に余裕無いみたいなんだけど、、、好きな人とかいたりする?」
『、、、、、、五条、、先生、。』
最悪。こんなタイミングで言う事じゃないのに。
熱のせいで理性が全く働かない。
「、、、僕?」
こくこくと頷き五条先生を見つめる。
熱で顔が潮紅し、肩で息をする凛は妖艶でいつも以上に美しかった。
五条ですら、ごくん。と喉を鳴らすほど。
『せんせ、、、苦しい。助けて、、、。』
「、、、分かった。」