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呪術廻戦 短編集 R18

第3章 渇き / 伏黒甚爾






ふと街で五条悟を見かけた。

隣には少し小柄な女。

ただ見かけた。、、、、それだけのはずだった。







呪術界最強と言われる五条悟があの女に情けねえ顔しながら歩いてる。

そんな男に好かれる女はどんな女なのか気になった。

反対車線から五条悟にその辺の石を投げつける。


ぱんっ


俺の殺気に気づいたのか瞬時に彼女を自分の影に隠し無下限で石を弾き飛ばした。

そりゃそうか。


「石投げて来やがって急に誰だ、、っ!」

「お前。五条悟だな?」

「っ!いつの間に、、、。」


石に気を取られている間に五条悟の背後に立った。

後ろに隠されてた女の顔を掴み自分の方に向ける。


『っ。な、なにしゅんですかっ』

「ふーん。」

「っ!おい!てめえ!凛から手離せ!」

「お前凛って言うんだ。」


凛から手を離し、五条悟の攻撃を躱して去って行く。


「また会おうな。凛ちゃん。」

『え、、、』

「ちっ、、くそ。呪力の気配が分かんねえ。凛。絶対あいつには気をつけろ。只者じゃない。」

『うん。分かったよ。』


そう言って2人は再び歩き出す。


「凛ね。」


正直驚いた。

綺麗な長い髪に白い肌。ぱっちりした瞳に可愛い小さな口。

整った顔立ちで、俺の興味を引くのには十分だった。

あのいけ好かない五条悟を殺せるのなら利用してやろうかと思ったが気が変わった。

凛の事を知りたい。

初めて女に対して抱いた感情だった。




色んなツテを使い凛の事を調べた。



東京呪術高専2年で五条悟と同級生。

術式は自分の想像する呪霊を創造できる。

ただし限度は1体のみで人型の特別な紙を口に当て息を吹き込み紙を媒体に創造する。

紙を口に当て息を吹き込むのが術式を発動するのに必ず必要な手順らしい。





数日後

街で凛が髪の短い女と2人で歩いてる所を見つけた。


「よっ。」

『っ!? あの時の!』

「え、凛知り合いなの?」

『知り合いって言うか、、ほらこの間五条くんが言ってた、、、』

「、、、あの不審者!?」

「不審者って、、、ひでえ言われ様だな。」


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