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六作目 結城龍馬

第1章 本編


龍馬は小学生の時に、望月穂波と、出会い、
現在は婚約者になった。

彼は中学の時、アメリカの学校に転校することになり、
穂波と、別れることになった。

彼は、中学時代から、
テニス界で活躍するようになり、
テニス大会を総なめするほどの、
実力にまで成長するのだった。
無実の罪で、アメリカの警察に捕まり、
中学の時から、高校に入る時まで、
彼は、服役していた。

そして、アメリカからの追放を受けて、
永住権の権利も、はく奪されて、
アメリカ国籍まで、奪われるのだった。

龍馬は、数年ぶりに日本に帰国、
将来を誓い合った、望月穂波と、再会するのだった。

それと同時に、通信制高校に通うことになり、
現在、身元を隠しながらも、望月穂波の家に居候している。

今日は、月に一度、待ちに待った、デートの日です。

「穂波、待ってたぜ」

「龍馬くん!おはよう!
もう、大丈夫だよ、下に降りるね」

愛らしい足音が、聴こえてきた。
目を向けると、かわいらしいワンピースに
身を包んだ、穂波が、龍馬の前に現れるのだった。

「今日は、どこに行く?龍馬くん?」

「そうだな…久々に、穂波の友達に会いに行きたいな」

「じゃあ、行こっか!病院に!」

「病院?あぁ、あの子の事か…名前は、なんだっけ?」

「天馬咲希ちゃんよ、まぁ、覚えていなくても、
無理ないか…じゃあ、行こっか」

「覚えているぜ」

二人は、天馬咲希の病室へと、向かうのだった。

「ほなちゃん!えっと、隣にいるのは…?龍馬くん!?」

「よく、覚えていたな」

「あっ、龍馬くんの話が聞きたいな!
穂波、何か知ってる?」

「うーん、龍馬くんの話か…
どれも、変わった話だったり、
個性的な話だったりするからな…」

「まぁ、一言言って、退屈はしなかったな」

「そうだったの?」

「一時連日、俺を取り上げていた
それくらい、有名になったこともあったが、
今は違う、俺はスター選手の成れの果てさ」

「でも、龍馬くん、また、テニスやるの?」

「やらないな…テニスなんて、したくないんだ」

「どうして?」

「何でもだ」

「試合を観に行きたいな!」

「知り合いに、言ってきて、話を付けてやるからな
まぁ、いつかは、試合に連れてってやるさ
でも、俺は、しないけどな」

「そうなんだ…」

「でも、観に行かせるぜ?」
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