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五作目 松野唯吹

第1章 本編


僕の名前は松野唯吹。
僕が、歩きスマホをしていたら、
同い年くらいの女の子と、ぶつかってしまった。

「あの…大丈夫?」

「ちょっと!盗撮したでしょう?」

「えっ?」

「この…ヘンタイ!」

見知らぬ女の子に、ビンタされた!
スマートフォンを見ていただけなのに…

後日、お弁当を食べようとした時に、
その女の子と、再会するのだった。

僕は、こう思うのだった。
聞ける訳がない…よね、この学校に、
他人のスマートフォンを
叩き割るような、女の子がいるなんて…
それに、ビンタされたし…

僕のスマートフォンは、壊れてしまったのだった。

「あれっ?この前の!」

「…!」

僕は、拾った、CDを見せるのだった。

「その、CD、拾ってくれたの?」

「あっ、うん…昨日、落としていったから、
拾っていたから…どこかで会ったら、渡そうかな…
って、思ってさ」

「ありがとう、拾ってくれて」

「う、うん…
それから、僕はスマートフォンで、
写真なんか撮っていないから!」

と、僕は、この場から、立ち去ろうとしていた。

「あっ!ちょっと!」

「あーもー!しばらくの間、代替機で過ごすことに
なっているんだから!」

「ごめん」

「うん、僕の方こそ、ごめん…」

「名前は?」

「僕は、松野唯吹です…」

「あたし、潮田風夏っていうんだ!
この学校に転校するんだ!」

「それじゃあ、転校生?」

「うん!そうだよ!

と、風夏は、僕に対して、満面の笑みを見せるのだった。
まるで、昨日のことが、無かったかのように。

後日、公立七百中学校の、始業式が始まった。
僕のクラスは、2年2組 出席番号は20番である。
クラス発表をよく見ると…

彼女の名前があった。

潮田風夏 出席番号11番と、書かれていた。

あの女の子、本当に転校してきたんだ。

2年2組にて…

「初めまして!潮田風夏です!よろしくお願いします!」

と、彼女は元気よく挨拶した。

「それじゃあ、潮田さんの席は…
松野さんの隣ね!そこが、空いているわ!」

と、担任の教師に言われた所に、
彼女は、そこの席に座るのだった。

「これから、一年間よろしくね!唯くん!」

「う、うん…よろしく…」

「もー!元気ないなー!
ひょっとして、人見知り?」

「そうだよ!悪い?」

「別に?」

「イジワルだな…」
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