第2章 少女の頃
その姿に俺は父に対する怒りがあるにも関わらず、ひどく興奮した。
そういえば帰ってすぐに父と話した際、出されたお茶に違和感を感じたのを思い出した。
「こんな夜更けに呼び出して、なんの事かと思えば………悪趣味にもほどがある」
「相変わらず桃夜は真面目だね。さぁ、今夜は祭りだよ。お前もこっちに来て楽しみなさい」
の足を開く。
割れ目にくい込んだ縄が濡れて色が変わっている。
父は縄をずらしてわざとの秘部を見せつけた。
「、君は桃弥に抱いて欲しい。そうだね?」
「はい………桃弥さんにいっぱい…気持ちよくして欲しいです」
そう甘い声で誘い見つめられると、理性とは裏腹に身体はを求めて近寄ってしまう。
怒りを超える興奮で、気づけばと交わっていた。
何度抱いたかわからない。
初めは申し訳なさそうにしていたが、自ら俺を求めて腰を揺らしている。
あの清楚で純粋だったが、こんなにも淫らな女になったのは全部父のせいだ。
俺の中のが汚されていく。
それもこれも、狂った父親のせい。
世継ぎの為だと言って、自分の私利私欲を満たしたいだけなのだ。
───、今度は必ず、お前をこの狂った家から救い出してやる。