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【R18】呪術廻戦 僕を照らす光

第3章 焦り


五条side



数秒言葉に詰まった恵



次の瞬間大声をあげながらズカズカと学長が医務室に入ってきた




「硝子っ!は大丈夫かっ?!伏黒と虎杖は?!アイツらなら全員確保してきた!媚薬の事はまだ分からんが‥‥ってなにっ?!」



「媚薬‥‥」




「悟‥‥任務はどうした‥」



僕を見るなりバッと大きく目を見開いてから
バツが悪そうにサングラスをかけ直して視線をそらす




「早くに会いたかったんでね‥パパっと死ぬ気で終わらせてきましたよ」





全員確保



媚薬



受話器の向こうにいるのは恵と悠二
そして



あらかた予想がついて医務室から出ようとするとぐいっと腕を引っ張られる



「五条‥‥落ち着けよ‥虎杖と伏黒は悪くない」




「‥‥」




ぐっと腕を掴む手が小さく震えている




あの硝子が
ここまで動揺する程の事が起きたのかと思うとどうにかなりそうで


掴まれた腕を振り解いて走り出す




「極秘任務のはずだったんだがな‥」




ぽつりとこぼした学長の頬にも涙の跡があった






学長からしてみればは娘みたいなもんだ




「一体何があったんだよ‥っ」




いつもならあっという間に着いているはずの寮への廊下が果てしなく長く感じた




恵と電話をしていたと言うことはきっと恵の部屋に違いない





ようやく寮までやってきて
ノックをする事もなく勢いよく扉を開けると
乱れた制服を身につけたがベッドに横たわっていて



その横に座り込む悠二と恵の姿があった




「五条せんせーっ?!」



ガバッと立ち上がる悠二の横で恵が目を細める




「帰ってくるの早かったですね‥」



「それよりは?」




顔に笑顔を貼り付けて
の元へと歩いて行く




「今は‥‥寝てるだけです‥多分ですが‥もう命の危険はないかと」



さっきまで命の危険を危惧しなければいけないほどの状態だったのかと思うと息が詰まりそうになる



「じゃああとは僕が面倒みるよ」



いまだ夢の中のを抱き抱える



乱れたシーツや身体に残る白いモノ



今までここで何が行われていたか容易に想像ができた
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