第2章 極秘任務
虎杖side
時は一刻を争うのにさんを抱き上げたまま伏黒がぴたりと立ち止まる
何かを言い淀むその顔は辛そうに歪んでいた
俺だって‥伏黒とおんなじ気持ちだ
「もし‥が期せずして命を授かったらって事かな?」
そーゆう行為はしたことねーけど
避妊をせずにしたら子供が出来ることくらい分かってる
それでも
先生の命を助ける為ならって思う気持ちと
先生を困らせたくない気持ちとで心の中が騒がしかった
「これは私の口から言う事じゃないと思うから詳しくは言わないけどさ‥は高専時代の任務で一度死にかけてる。それでその時の後遺症‥みたいなもんかな。命を身籠る可能性は限りなくゼロに近い。」
「「ーっ!!」」
伏黒と同時に息を呑む
いつも太陽みたいに明るく笑う先生にそんな過去があったなんか全然知らんかった
『‥めぐ‥み‥くん‥‥』
「っ?!さんっ?!」
『は‥やく‥』
力なく伏黒の胸元を掴む
「虎杖‥行くぞ」
「じゃあ行ってくんね‥!」
そのまま真っ直ぐに伏黒の部屋へと向かう
ベッドへと横たわる先生はさっきよりも苦しそうに息をしている
『はやく‥っ‥いれ‥てっ‥』
伏黒がシャツの胸元を緩めて
ベルトを外して先生の上に跨る
とりあえず少しでも早く楽にしてやりたいから
俺もズボンと下着をずらす
「先生ごめん‥苦しいけど‥」
はくはくと浅く呼吸を繰り返す小さな口
ピンク色の唇に俺の欲をあてがう
それに気付いた先生がぴくりと揺れて
すでに限界まで大きくなった昂りに舌を這わせる
「はっ‥や‥ばっ‥‥先生っ‥」
狭くて熱い口内と絡みつく舌があまりに気持ちが良くて
情けないくらいあっという間に絶頂を迎える
『ん‥‥虎杖くんの‥もっと‥』
こくりと喉が動いて俺の精液を飲み込む姿はどうしようもないくらい色っぽくてゴクリと唾を飲み込む
『はぁ‥っ‥もっと‥‥』
たった今絶頂を迎えたばかりの欲があっという間に元気を取り戻す
「先生‥ごめんっ‥」
俺のモノをその小さな口いっぱいいっぱいに咥えて
また舌を絡ませてくる