第9章 結末
次の日。
出勤する前に、昨日はご心配をお掛けしましてすみません、とあのアプリのグループにメッセージを送った。
追記で今は元気ですとも書いておき、皆様の体調は如何でしょうか、で文を終わらせてドズル社へ向かった。
出勤すると、ドズルさんと出会い、昨日は本当に大丈夫だったかと聞いてくれた。もし体調を崩していたら休んでいいから、という気遣いでのことだった。
「ほんと、昨日のことはびっくりしたんですけど……」私は昨日話した白蛇さんの言葉を色々と思い出した。「まえよんさんたちって守護霊が強いみたいで、私のことを助けてくれたみたいです」
「へぇ、そんなことってあるんだ」
そうして一言二言交わしてドズルさんとは別れ、またいつもの仕事をこなして昼休憩となった頃に、あのグループメッセージから返信があった。