第1章 本編
花里みのりと石田秋彦は、
一緒にゲーセンデートをしていた。
「よし!みのりが勝ったら、言うこと聞いてやる!」
「よーし!頑張るぞー!」
みのりは、音ゲーが得意だったな、
だが、好きなゲームの為、負ける訳にも、いかない。
しかし、俺はみのりに負けてしまう。惨敗だ。
「じゃ~何聞いて貰おうかな?」
と、みのりは、ニヤニヤしながら、
俺にこう言った。
「一緒にプリクラ撮ろ!」
「お、おう、いいぞ…」
って、プリクラって、俺、何されるんだ!?大丈夫か?
(カメラを見てね!3・2・1!パシャッ!)
と、機械の言葉と共に、プリクラが、撮れるのだった。
「うわっ!秋彦くん!カワイイー!」
恥ずかしい…変な顔になってるじゃん…
「じゃあ!クレープ奢ってくれる?」
「わかったよ!」
みのりと秋彦は、一緒にクレープ屋さんにやって来た。
「私!イチゴクリームクレープが食べたい!」
「わかった、えっと…450円か…」
秋彦は、イチゴクリームクレープの、代金を支払った。
「ありがとー!秋彦くん!」
「アイドルだから、甘い食べ物、控えた方が良いと思うけどなー」
「うぅ…そうだけど…たまにはいいかな?」
「遥ちゃんに、怒られそう…」
「そう…だよね…うん!今月のクレープは、
これだけにしておく!
あっ、何でも、言うこと聞いてあげるんだっけ?」
「今日だけだぞ?」
「そうだよね、じゃあ…ペンギンのグッズを買いたい!
遥ちゃんに、勧められて、可愛いから、
集めようかなーって、思って!」
「お!いいじゃん!じゃあ、買いに行くか!」
「うんっ!」
みのりと秋彦は、ペンギングッズを専門とした、
お店にやって来た。
「ここか、可愛いグッズが、いっぱいあるなー」
「うーん、高いのを買ったら、秋彦くんに、
迷惑だからな…」
「なるべく、安いので、お願いします!
俺、あんまり、小遣いないから!」
「うーん、じゃあ、このストラップ!
お揃いで、買っちゃう?」
「そんじゃ、それ買おう!」
秋彦は、ペンギンのストラップを購入するのだった。
「秋彦くん!今日は楽しかったよ!ありがとう!」
「俺も楽しかった!」
「みのり…」
「秋彦くん?どうかしたの?」
「また、遊びに行こうな!」
「うんっ!」
二人は、いつか、デートすると、誓うのだった。