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【東リベ】捨てられた猫【九井一】

第4章 誤解と嫉妬



「綾瀬様。会長の戻りは早くても20時を過ぎてからになります、追加料金はお支払いしますのでお食事の準備をお願いします」

去り際、先を行ってしまった一には聞こえないように秘書が光莉に囁いていった。休むどころか食事もまともに取っていないのかもしれない、秘書が少し心配そうに一の背を見ている光景に光莉の胸がギュッと締め付けられた気がした。

もしかして、秘書さんは一のこと...

ふと考えてしまった事を振り払うように首を振ると光莉は依頼をこなすべく同僚の家を出発したのだった。
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