第25章 白石家の三男はプリンが大好きです
我が家の3歳になった三男の達ノ介は初めてプリンを食べた時からその味の虜になってしもうた。
達「たっちゃんのプリン〜!」
今日もご機嫌でプリンを食べとる。
蔵「たっちゃ〜ん?パパに一口プリンちょうだ…」
達「ダメっ!!たっちゃんのプリン!!」
セリフを最後まで言う前にダメ言われてしもうた。普通のお菓子とかは分けてくれるんやけどプリンだけは絶対あかんらしい。
優「たっちゃ〜ん!たっちゃんのプリン一口ちょうだ…」
達「ダメっ!!」
優「たっちゃんのケチ!!」
達「優ちゃんのチンチン!!」
優「たっちゃんのおしっこ!!」
達「えっと…うんち!!」
優「おなら!!」
達「んと……えっと……パパのパンツ!!」
優「ママのブラジャー!!」
達「えっと……チンチン!!」
優「あー!チンチン言ったー!同じ事言ったからたっちゃんの負けー!!」
なんやよう分からん上に非常に品のない勝負?やったわ。
優「たっちゃん負けやから残ってるプリンも〜らい!!」
達「あー!!たっちゃんのー!!」
訳のわからん勝負で勝った優ノ介は強引に達ノ介のプリンを奪った。………なんか今姉貴を思い出したわ。俺もよく姉貴におやつ取られたりしとったなぁ。優ノ介の性格は姉貴に似とるんかもしれへんわ。
達「ゔっ…ゔわぁ〜!!だっぢゃんのブリンー!!優じゃがどっだー!!」
あ〜ぁ…やっぱ泣いてしもうたやん。
蔵「ほらほら、優ちゃんは自分のプリン食べたやろ?たっちゃんの取ったら可哀想やんけ。」
優「勝負に負けたんやから良ぇんやって!それにたっちゃんの優ちゃんが食べたんと味がちゃうんやもん!」
蔵「ん?………あー!!!こっ…これは!?」
逹ノ介が食べとったんは俺が食べたいから隠しとったチーズプリンやった。しかも『パパの♡食べたらあかんで!』って書いといたのに!!