• テキストサイズ

高校を中退して白石蔵ノ介と夫婦になるお話

第21章 白石家は週に1回ずつお好み焼きとたこ焼きを作ります


蔵「まぁまぁ!とりあえず食べてみよう?涼子ちゃん先選びや?」
「……………じゃぁこっちので……」
蔵「ほなら俺はこっちやな!さぁ、どっちが明太子を引いたやろ!?」
幸「僕はパパだと思う!」
優「優ちゃんはママ!」
達「たっちゃんもママ!」
萌「まんま!」
蔵「よっしゃ!当てた方には次のたこ焼きひっくり返すのやらせたるで!」
優「ママ!優ちゃんの為に絶対明太子食うんや!」
達「ママ明太子〜!」
「いや、私エビのがいいからね!?…………よし!食べるわよ!」

どうしても明太子を当てたくないらしく涼子ちゃんは祈ってからロシアンたこ焼きを口に入れた。なんや…大袈裟やな。

「…………ん!?やったぁ!大当たりのエビだ〜!」
幸「ママ良かったな!」
優「えー!?なんで当たり引くん!?」
達「たっちゃんタコくるくるできひん!」
萌「きゃ〜!!」
蔵「涼子ちゃんエビで良かったやん!」
幸「じゃぁパパが明太子引いたんやな?美味いか食べてみぃ?」
蔵「………大当たり出たからめでたしめでたしって事で良ぇと思わへん?」
幸「えー?食べなきゃあかんで?」
「そうだよ!自分で選んだんだからちゃんと食べないと!」
優「明太マヨあるからアリって言っとったやん?」
達「言っとった〜!」
蔵「いや…涼子ちゃんが嫌そうにするからなんか不味いんやないかと思えてきて…」
萌「あっぶー!!」
「ほらほら、萌ちゃんも食べなきゃダメって言ってるよ?」
幸「パパ?男を見せたりや!」
蔵「…………よし!みんながそこまで言うなら…いっちょ食べたるで!」

俺は恐る恐る明太子入りタコ焼きを食べた。

蔵「………ゔっ…生臭っ!!」
「あぁ…やっぱりね〜…」

涼子ちゃんの予想してた通りなんとも生臭い仕上がりになってしもうた。今後は明太子とか魚卵は使わないと心に決めた瞬間やったわ。




/ 92ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp