第20章 白石家の次男の初恋のお話
次の日、幼稚園のお迎えの時間に萌ちゃんと達ノ介がお昼寝し始めてしもうたとかで幸ノ介に留守番任せて涼子ちゃん一人で優ノ介を迎えに行った。
美桜母「白石さん!こんにちは!」
「美桜ちゃんのママさん、こんにちは!」
美桜母「昨日はうちの子がお世話になりました。」
「いえいえ!下の子も遊んでもらったりして楽しかったみたいなので!また遊びに来てください。」
美桜母「おおきに!優ノ介君も今度美桜の家遊び来てや?」
優「行く!今からでも良ぇで?」
「コラコラ!今度って言ってるでしょ?」
美桜母「お休みの日にでも遊びおいでな?それで…うちの美桜が渡したい物あるそうなんですけど…」
「渡したい物ですか??」
美桜「優ちゃんのママ!これ………」
「ん?お手紙??優ちゃんにかな??(ハートのシールが貼ってある……)」
優「えっ!?(俗に言うラブレターってやつかいな!?)」
美桜「……ちゃうの……これ…優ちゃんのパパとお兄ちゃんに渡して!!」
美桜母「なんかうちの子ったら白石家のパパさんと幸ノ介君のファンになってしもうたみたいなんですよ。」
「あぁ…なるほど……(うわぁ…優ちゃんショックだろうなぁ…)」
美桜「優ちゃんのパパもお兄ちゃんも大人っぽくて格好良ぇんやもん!」
優「ゔっ……パパも幸ちゃんも大嫌いやぁ!!」
この日からしばらく俺と幸ノ介は優ノ介に嫌われるのであった。
終