第18章 白石家の長女がお宮参りの写真を撮ります
今日は我が家の愛くるしい長女の萌ちゃんが写真館でお宮参りの写真を撮る日や!家や出先で何度も写真撮ったりした事はあるんやけど写真館では初めてやから泣いたりせんかちょっと心配しとる……けどな?それ以上にお姫様みたいに可愛く着飾る萌ちゃんを見るのがごっつ楽しみやねん!
「……蔵ちゃん?大丈夫??」
蔵「あ……おん…大丈夫や……」
あまりにも楽しみ過ぎてほとんど寝られへんかったから寝不足になってしもうた。でも寝落ちするわけにはいかへん!萌ちゃんの晴れ姿を目に焼き付けなあかんからな!
蔵「ほな!気合い入れて行くで!!」
俺らは写真館へ足を運んだ。
店員「いらっしゃいませ〜!ご予約の白石様ですね?どうぞこちらへ!」
店員さんに案内され早速萌ちゃんに着せる着物やドレスを選ぶ事になったんやけど…
「わぁ〜!可愛い!どれにしようか迷っちゃうね?」
蔵「せやな…ん〜…ホンマは全部着せたいけど…」
「いくら着せ放題でも全部はダメでしょ。それに萌ちゃんが疲れちゃう。」
幸「なぁなぁ!僕、萌ちゃんはピンクが1番似合うと思うねん!」
蔵「おっ!確かにそのピンクのドレス良ぇな?」
優「着物は赤が良えやろ!」
「萌ちゃんに似合いそうだね?」
達「あんね!こっちのもかあいいよ!」
蔵「たっちゃんはカラフルなの選んだなぁ?」
「せっかくだからお兄ちゃん達が選んでくれたの着せない?」
蔵「せやな!じゃぁこの3着でお願いします。」
店員「かしこまりました。ではオムツ替えなど済ませていただいて先に着物から撮影しましょう。」
こうして萌ちゃんのオムツを変えて撮影スタートや!
蔵「ゔぅっ…萌ちゃん…こないに立派になって……」
店員「パパさん…?大丈夫ですか?」
蔵「すみません…感動してしもうて…」
店員「あはは……」
俺は萌ちゃんの初着物姿を見て涙を流した。店員さんに苦笑いされてしもうたけど。
「もぅ…蔵ちゃんったら…早く泣き止まないと集合写真撮れないよ?」
幸「パパ?早よせんと萌ちゃんが飽きて泣いてまうで?」
蔵「……せやな……すみません。もぅ大丈夫なんでお願いします。」