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高校を中退して白石蔵ノ介と夫婦になるお話

第8章 パパになっても未だにナンパされます


いつも外食するとしたらフードコートやファミレスなんやけど今日はいつもよりちょっとお高い洋食屋でプチ贅沢する事にしたねん。
涼子ちゃんと結婚前に一度来た事あるんやけどファミリー向けで個室ある所や子供連れでも行きやすい雰囲気やからこの店に決めたんや。

蔵「みんな何食べるん?」
幸「僕、ミートソース!」
優「優ちゃんはグラタン!」
逹「たっちゃんプリン!」

うん…どんな店行っても子供らは似たようなもん食べるんやな。せっかくやからファミレスであんま食べられへんものにすればいいのにと思うけど。相変わらず逹ノ介はご飯やなくてデザートやし。

「たっちゃん?プリンよりご飯先だよ?お子様ランチならプリン付いてるからいいでしょ?」
達「うん!たっちゃんね?全部食べゆの!」
蔵「偉いなぁ!たっちゃんは大きくなるで〜!」
優「優ちゃんやってね!大きいんやで!幼稚園で一番後ろやし!」
蔵「せやったな。優ちゃんももっと大きなるな!涼子ちゃんは何にするか決まったん?」
「ん〜…この色々と乗ってるレディースプレートとビーフシチューで悩んでるところ…」
幸「ママ?悩んどるんやったら安くてお得な方にした方が良ぇで?」
「まぁ…そうだよね!よし!レディースプレートにしよう!蔵ちゃんは決まった?」
蔵「俺はチーズリゾットにするで!あとピザ頼んでみんなでシェアしようや?」
「いいね!じゃぁみんな決まったから注文しちゃおう!」

そして料理を注文してみんなで雑談しながら楽しく過ごしたんやけど…

店員「あの…これ良かったら…」

会計の時にお釣りとレシートの他に名刺を渡された。見たら店の名刺やなくて個人の名刺でLIN◯のIDと『良かったら連絡ください』ってメッセージが書いてあった。

蔵「あっ…いえ…結構なので。」

もちろん興味ないから名刺は返したで。
妻と子供が一緒やのに連絡先寄越してくる女の気持ちが良く分からん。

「蔵ちゃん?どうしたの??なんか険しい顔してるよ??」
蔵「あぁ…別に涼子ちゃんが心配する事は無いんやけど…後で話すから。」

俺らは車に乗り自宅に帰りその後、子供らの風呂や寝かしつけをして夫婦二人きりの時間にレストランでの事を話した。
どんな事でも隠し事をしないってのが俺ら夫婦の決まりやねん!心配かけたくないからって下手げに隠すと後々厄介やからな。


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