第5章 白石家のママは幸せです
私は白石涼子、23歳で4人の子供の母親です。
高校在学中に妊娠して蔵ちゃんとデキ婚することになり高校を中退しました。交際自体は親公認とはいえ両家親に報告した時は産むことも結婚もまだ早いと最初は反対されて説得するのも苦労したし、親戚には高校も卒業してないのに子育てなんてできるのかとかデキ婚なんだから上手くいくはずないとか言われてたけど…夫婦で力を合わせて生活しているうちに周りに認めてもらえ今は育児で忙しいけど平和に楽しく暮らしています。
そんな忙しい私だけど…夫婦二人きりの時間はずっと大切にしてたりします。
「蔵ちゃん…」
蔵「ん?どないしたん?」
「あのね…私ね…蔵ちゃんの事大好き!」
毎日子供達を寝かしつけた後は二人きりで話したりハグしたりキスしたりは必ずします。
蔵「俺も大好きやで〜!いや…愛しとるって方が正しいな?てか、いきなりどないしたん?」
「ん〜幸せだから蔵ちゃんに好きって言いたかっただけ〜!」
蔵「そうなん?俺も幸せやで?涼子ちゃんと結婚してホンマに良かった思っとんねん。きっかけは妊娠やったけど…妊娠する前から涼子ちゃんと結婚したい思っとったくらいやし!」
「私もね…蔵ちゃんの奥さんになれて本当に幸せだよ?蔵ちゃんモテるからたまに不安になる事もあるけど…」
蔵「え?俺は涼子ちゃん一筋やで??そないな事言うたら俺かて不安やったりするで?」
「蔵ちゃんが??」
蔵「当たり前やん?涼子ちゃん可愛ぇし…それにな…俺よりも7歳も若いやん?もっと歳近い子と付き合いたくなったりするんやないかって……っ!?」
私は蔵ちゃんに抱きつきました。