第2章 ホワイトクリスマス
無限に続く屋台を周り、いろんなものを見ながら座れる場所へ向かっていた
(わぁ…あそこは、アクセサリーショップかな?)
一際賑わって恋人が集まっている一角があった
ペアネックレスや、ペアリング…
木の葉でもクリスマス関係なしに恋人たちはお揃いのアクセサリーをつけたりする人が増えてきた
クリスマスにはアクセサリーをプレゼントするカップルも多いようで、宝石屋さんが忙しそうにしているのを最近見かけていた
(いいなぁ、カカシ先生とおそろいのアクセサリー…か…)
ネックレスとか似合うんだろうなぁ。
そんなことを思いながら横を歩く先生を見上げる
(でも今のマフラーも本当にかっこいいんだよなぁ…)
きっと今の私はにへらと笑っているだろう
「楓、あそこらへん席空いてそう。ちょっと気になった飲み物あったから買ってくるよ。少し座って待っててもらえる?」
「えっ!あ!うん!」
横顔を見つめていると突然話しかけられ我に帰る
私は買ってきたジンジャークッキーとちょっとしたご飯を机に置いてカカシ先生を待った