• テキストサイズ

聖なる夜に春の訪れ【NARUTO】

第1章 クリスマスイブはあなたの為に


楓side



白い雪が舞う

悴んだ指に息を吹きかけるとまたその息も白くなり
冬の訪れを感じる

「寒くなったねぇ〜」

「楓、さっきからそればっかりだね。手でも繋ぐ?」

「寒くなるとそればっかり言っちゃうの。繋ぎません。サイは寒くないの?」

「僕は意外と寒いの強いんだ。ほら遠慮せずにちょっと触ってみてよ」

サイはそう言って手を差し伸べる

そっと右手を乗せるとサイの手はすごく暖かかった

「えっすごい!本当にあったかい」

「でしょ?」

「ごめん、もう少しだけ暖を取らせてください…」

両手でサイの手を取る

「あったか〜…」

「オレの手もあったかいんだけど。」

そんなことをしていると後ろから声がする

「カカシ先生!」

「楓、左手。」

右を歩くサイと逆にカカシ先生は左に来ると私の左手を取る

「えっちょっと!カカシ先生大嘘つき!手冷たい!!!」

「ははっ、バレた?」

私は右手と左手を2人に取られたよくわからない体勢で歩く

「てかちょっとこれ恥ずかしい。どうしてこうなってるの」

でも大好きなカカシ先生と手を繋げるのは嬉しかった
横を向けばサイもカカシ先生も楽しそうにしている

(まぁいっか。)
/ 36ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp