第2章 かたおもい疑惑
すたすた
ガチャ···
「·····」
「··にー··(大きい箱を開けて見てる)」
✿✿✿
コトッ
「···飲めるか」
てとてと··
すんすん、ぺろ··ぺちゃ、ぺちゃ
(あたたかい)
「みゃー··」
「···そうか」
(あっ)
優しい顔した
✿✿✿
(···白い部屋。あまり物がない··ん?)
小さな机に飾られた四角い写真立てに映る人
ぴょん、すた
「···(あの人もいるし、何人かいる··優しそうに笑うのね)」
カチャ
「·····」
ひょい
「に"!」
「危ないだろ、こっちに来い」
ぷらーん。
(捕まった)
すとん
「毛並みは問題ないな、怪我とかもない」
なでなで
(大きい手ね、そして優しい。)
ぐるぐるぐる
「そうか、安心したか」
ぐるぐるぐる
「んみゃーー」
優しく触れる貴方の顔は無表情でもそこに見える優しさは見える