第4章 プレゼント
雨の日に拾われた私
拾った貴方は笑顔が見えない人だった
だけどこの前来た友達が私を撫でながらぽつりと呟いたの
なでなで
『スターちゃんが来てからね、ダノッチも何だか笑うようになったんだよ。まぁ··戦いが終わるまではまだ心から笑えないけど···』
『みゃー』
たたかい?私には分からない言葉を淡々と話すお友達
何となく悲しい事なんだろうな···
✿✿✿
ぴちゃぴちゃ
「····」
あの人は今日も出かけてる
いつも出かける時には私の頭を撫でてから
「待ってるんだぞ」
って言う
ぴょん
ふにふに
「···にー」
あの人の服を踏むのが好き
ときどき
「···毛だらけ」
ってぶっきらぼうに言う