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鬼と桃との契り

第3章 カンタレラ



「それは···」

「教えてくれたら毎日電話しちゃうし、なら家の住所教えてくれてもいいよ♪」

「駄目ですよ。隊長さんには他にも愛してる女性がいるじゃないですか。私みたいなのらりくらりな鬼より他の鬼の方が素敵ですよ、まぁ連絡先渡しときますね」

すっ
ぴろん♪

「しばらく寝とけや!行くぞ✿。」

「はい」

ぐいっ
「あのさ、··君の名前は?」

「···✿です」

「✿ちゃんか。今日の夜電話するね」

「無理はしないでくださいね」

パタン


(色んな女の子と愛して来たけど✿ちゃんは直ぐに好きにならなかったな。明日にはメロメロだろうな)

あー


いい匂いしたな



✿✿✿

「隊長さん大丈夫ですかね」
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