第5章 デートくらい出来ます
それが分かるから、しずくは余計に悲しくなった。
目隠しをしていて良かった。
流れるはずだった涙は目隠しが隠してくれた。
「あっ…んん…ああっ…。」
今日は声を出しながら悟の首に腕を巻き付けてくる。
そのしずくの行為に満足しながら、悟はグッと自分のモノをしずくの中に押し込んだ。
ググッと奥まで押し込むと、しずくの腰が浮いて悟の腰に足が絡んできた。
「……はっ……。」
悟のモノを悦ぶように受け入れるしずくのその姿に、悟は思わず笑みが漏れた。
「しずく…僕でも充分気持ちいいでしょ?」
しずくの反応を確認する様に、悟はしずくの顔にキスをする。
気持ちいい。
おかしくなりそうな位に。
悟のモノが中を擦る度に、しずくの中は悦んで悟のモノを締め上げる。
悟の行為を受け入れた時の快楽は、想像以上に気持ちが良かった。
それは嫌というほど、あの日の夜に分かったが、結局何度抱かれても、どんなシチュエーションでも。
それは変わらない様だ。