第4章 あなただけは絶対に嫌なんです
「っ悟っ……!」
「黙れって…。」
名前を呼んでもすぐに口を塞がれる。
押しのけたくても、しずくから悟に触れない。
なのに悟の手がしっかりしずくを掴み、体が密着される。
「…しずく、暴れないなら術式解いてやるよ。」
そう言った悟の顔が唇から離れて首元にいった。
悟の唇が首に触れ舌が這われた時に、しずくの手が悟の鎖骨に触れた。
自分の体を這っていく悟の舌に、しずくの体が震えるとしずくの手がぎゅっと握られた。
それ以上押し返してこないしずくの手を見ながら、悟は目を伏せてしずくの体を堪能する。
「…っ……っ…!」
悟の舌に体が反応するのに、しずくはワザと声を出さない様に頑張っている様だ。
そんな努力など無駄だと言う様に、悟はしずくの弱い部分を愛撫していく。