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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第4章 あなただけは絶対に嫌なんです


掴まれた腕を振り払う事はしなかったが、しずくは何も言わず悟を見下ろした。




「……愛人作ってきたの?」

「!」

(…ああ、隠す方を選んだのね…。)




しずくはあの写真で脅されるかとも思ったが、悟はどうやら隠したい様だ。



サッと悟の手を払う。

「あなたには関係無いでしょう。」

そう言うしずくに、悟はあからさまにムッとした顔をする。

今日は目隠しをしていないので、その表情がよく分かる。




「僕は君の夫だ。」

そう言った悟に、しずくは乾いた笑いが漏れた。




「この10年ずっと私が何やっていたかなんて、知ろうともしていなかったじゃない。」

今さら関心を持った様に見えて腹が立つ。

「……愛人を作りたいなんて言われれば当たり前だろ…。」




悟の言葉に、しずくは意外そうな顔をした。

「あなたって、意外に素直なのね…。」

「何?」

しずくの言葉に、悟は不可解そうな顔をした。

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