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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第4章 あなただけは絶対に嫌なんです


それなのに…キスをして欲しいなどと馬鹿な事を言った。




結婚が決まった時から、ずっと悟の唇に触れたかった。

悟にキスをされて触れられる時間はどんなモノなのか。

ずっと夢見ていた。




「……そんな感情とっくに無くなったと思ってたのに……。」




それなのに悟にキスをされて彼が気付いていないのをいい事に、悟で情欲を満たしたいと、必死になって彼に縋った。




しずくの目からツーっと涙が溢れた。




夢にまで見た悟とのキスはどうだったか。

悟に満たされたかった情欲はどうだったか。




そんなのは、ただ虚しくて傷を抉るだけだった。




悟は離婚しない為に必死なだけで、しずくを愛していない。




分かっている。

ずっと分かっている現実が、こうして何度もしずくを傷付ける。




(…悟の愛は求めないと、あの時に決めたはずなのに…。)




離婚する前に、一度はこうして抱かれたかったのかもしれない。

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