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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第3章 今夜不貞を働きます


しずくが震えた声で言った言葉に、悟は固まった。




しずくはまだこの先を望んでいるのか。

そんな事よりも、しずくとキスをした事が無かった事を。

たった今知った。




悟は流石に口元に手を置き困惑した。




10年間のしずくとの生活を振り返って覚えている限り。

悟もまたしずくとキスをした記憶は無かった。




SEXをする時も、お互い顔を見合わせながらする訳ではない。




顔を隠す様に、口元に腕を毎回置いているしずくを見て。

その腕を払ってまでキスをしようと思わなかっただけだ。




「あっでも……SEXの経験はあります。」




慌てて付け加える様にしずくは言った。




少し黙ってて。

思わずそう叫んでしまいそうだった。




今目の前に居る自分の嫁は。

貞操だけでなく、初めてのキスすらも見ず知らずの男に渡そうとしているのだ。





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