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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第15章 最終章


しずくは俯いて、力無く笑った。




多分、今の悟にはこれが限界なんだろう。

彼に愛を教えるには、まだまだ時間が必要な様だ。




でも、今はそれでいい。

『私達』には、これから時間がたくさんあるのだから。




しずくはスッと立って、部屋の中に入って行った。

そして鞄を持ってくると、悟の目の前に立った。

「……いいわ、戻ってあげる…。」




しずくが笑ってそう言って、一瞬悟は驚いた様に目を見開いた。

「……もう離婚って言わない?」

「言わないわ…。」




しずくのその言葉を聞いて、悟はやっと安堵の笑みが出た。

「しずく!」

ガバッと悟に抱き付かれて、しずくは小さく悲鳴を上げた。




「絶対後悔させないから!もっと僕を好きにさせるし、僕もしずくを大切にする!」

ぎゅうっと抱き締めてくる悟が、まるでプロポーズをしている様でしずくは微笑んだ。


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