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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第15章 最終章


そんな筈は無かった。

確かに七海に恋をして、彼に抱かれる事を夢見た。




だけど、悟が好きだと自覚した以上。

それを七海に伝えても、余計傷付けるだけでは無いか…。

しずくは顔を上げて七海を見た。




いつもの様に、真っ直ぐ見てくる七海に、しずくは目を細めた。




「……七海くんに、恋してた…。
楽しくって…、七海くんに抱かれてこのまま恋愛するんだと思ってた。」

離婚したい演技の相手でなく。

その先の恋愛を考えて、初めて恋のトキメキを教えてくれた人だった。




「…今からでも出来ますよ…。」

七海の眉間に皺が寄った。

しずくは七海の言葉に、ゆっくり首を振った。




悟を愛してしまった。

誰でも恋愛がしたいと思っていた時には戻れない。

離婚をして、受けた傷は他の誰にも癒せるものじゃ無かった。




七海はやはり、目を伏せたしずくに、これ以上何も言わなかった。




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