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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第15章 最終章






「…離婚…おめでとうございます…。」

「……はい……。」




しずくは七海と岐阜駅の近くのカフェで待ち合わせした。

彼が来たのは仕事では無い。

しずくが東京を去ったと聞いて、わざわざ会いに来たのだ。





しずくは少し戸惑いながら、来たコーヒーに口をつけると、チラッと目の前の七海を見た。

七海はいつもの様に、優しい顔でしずくを見ていた。




でも、今日は少し悲しそうにも見える。

その表情をさせているのが自分だと分かるので、しずくは再び目線を伏せた。




カチャッと、七海のカップがソーサーに置かれた音がした。

「…………。」 

しばらくお互い無言だったが、先に喋ったのは七海だった。




「…私は離婚をする為だけの相手役でしたか?」

七海は目を伏せながら、小さく言った。

その七海の表情に、しずくは胸が痛んだ。


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