第14章 あなたの何者にもなれなかった
しずくの中で愛液が絡んできたら、悟のモノが更に中で膨らんだ。
絡みつく様に締め付けるしずくの中に、悟は自身のモノを奥へ奥へ押し込んでいく。
たまらずにしずくの中が痙攣して枕を掴んでいる手にぎゅっと力が入った。
それを後ろから目を細めながら見て悟はビクビク唸っているしずくの中に射精する。
部屋の中にお互いの荒い息だけが聞こえると、スッと悟はしずくから体を離した。
そして自分だけ処理をするとそのまま部屋から出て行く。
しずくを見もしなかった。
タラリと中から悟の精液が溢れるのを感じた。
しずくは枕から顔を少しズラして思った。
ああ……離婚しよう…。