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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第13章 本当に僕の事分かって無いね!


「分かってる。僕はこの先しずくが求める様な愛は与えられないし、しずくも僕にそれは望んでいない……。

分かってる……。」




全部分かっている。

誰かを愛するなんて感情を持った事も無いし、感じた事も無い。

しずくにその欠片を見出せても、それは愛では無い。




「そんな気持ちになった事が無いから、愛って言う感情が分からない…………。



僕はおかしいのだろうか。」




悟が独り言の様に呟いているのを黙って聞いていた。

握られている手は温かいのに、悟の言葉はしずくの胸を痛めた。




そんな勝手ないい分をしずくに呟くのは。

しずくならそれでも側に居てくれると思っているからだ。




しずくが欲しい愛は七海が与えて、しずくは今まで通り悟と過ごす。

それでいいと思うのに。

しずくが七海と愛し合う事に、少しの寂しさを感じるのは、2人の過ごした時間が長過ぎたからなのだろうか。




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