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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第12章 お互いのパートナーを決めましょう


きっと、あの小さなハンドバッグの中には、このホテルのカードキーも入っているのだろう。




七海はしずくのハンドバッグを、目を細めて眺めて、フッと笑った。

そのカードキーをどんな顔で見せてくるのだろうか。

今から楽しみでしょうがない。




「…次のワインは何にしますか?」

七海がワインリストを見ながらしずくに聞いた。




次のワインとは?

聞かれたしずくは?マークだった。




「次の料理なら、コレなどどうですか?貴腐ワインなので飲みやすいですし。」

「………お任せするわ…。」




急に七海にリードされて、しずくはあっさり自分の力不足を思い知る。




ワインを頼んで、少し気落ちして俯いているしずくに、七海は声をかけた。




「飲みやすいワインですが、飲み過ぎないで下さいね。」

ーこの後があるのだから。




小さく、それでもはっきり聞こえた最後の言葉に、しずくは顔を赤面させて、七海はそのしずくを見て、楽しそうに笑った。


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