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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第12章 お互いのパートナーを決めましょう




「…おかえりなさい。」

「…ただいま…。」



ほら、家の中に私以外の誰かが居ると分かっていても、ちゃんと帰って来た。




しずくはニッコリ笑って悟を見た。

悟はチラッとしずくの後ろに居る女の子を見て。

全て理解した様に、小さく息を吐いた。




目の前には、着飾った綺麗なワンピース姿のしずくと。

その後ろには自分好みの女の子が、少し顔を赤らめながら顔を俯かせている。




ー…一体、何の茶番なのだろうか。




自分の心がスーッと冷めるのを感じて、悟は目隠しを取った。

裸眼の悟を見て、女の子が見惚れる様にその顔を見ている。




その姿はまるで、初めて悟を間近で見た時の自分を見ている様で、思わず顔を背けたくなった。

しずくはグッと、ソファーに掛けてある上着を握った。




「…今日は帰らないわ…。」




目を伏せてそう言ったしずくと。

綺麗なその姿が、自分以外の男の元に向かうと悟に伝える。
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