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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第12章 お互いのパートナーを決めましょう


「……しずくさん、お久しぶりです…。」




悟を迎えに来た伊知地が、一緒に居るしずくを見て驚いた様に言った。

伊知地と会うのもかなり久しぶりだった。




「伊知地さん…お元気そうで……。」




あまり顔色の良く無い伊知地への社交辞令だった。

彼の顔色が良く無いのは、最近の悟の機嫌の悪さからだった。

そんな事は、伊知地もしずくもお互いの顔を見合わせて分かっていた。




「伊知地早く出して〜。」




その言い方…。




しずくは更に顔色が悪くなる伊知地を見ながら、ため息を吐いた。




高専に着くとしずくは懐かしさに目を細めた。

つい最近硝子の診療を受けたばかりだが、あの時はこうして懐かしさに気持ちを馳せる事は無かった。




最後に制服を着て、東京校に来た時は、悟に硝子を紹介してもらった時だった。

その時もこうして悟は黙ってしずくの隣に居た。
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