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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第11章 この最低男


従順だと思っていたら反抗的で。

あざとく何でもこなせそうな顔をして。

簡単に傷付いて涙する。




これが10年過ごしてきたしずくの本当の姿なんだろう。




「しずく…泣かないで。」




しずくの顔にかかっているシーツを取る。

涙でベッタリ付いている髪をかき分け、しずくの濡れている頬に口付けをする。




おかしいな…。

面倒くさがり屋の悟が、こんなに必死に懇願するなんてあり得ない。




「しずく…もう虐めないからこっち向いて…。」

いつまでも顔を見てくれないしずくに悟はお願いする様に言う。



ソッと悟を見ると、目隠しをしていても悲しそうな顔をしているのが分かった。

ー…反省してるのかな…。

あの悟が…。




あり得ないと分かっているのに、悟の顔を見て、しずくの胸がぎゅっとなった。




しずくと目が合うと、悟はしずくにキスをした。







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