• テキストサイズ

【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第11章 この最低男


「しずく…泣き止もうよ…。」

優しく聞こえるこの声も知っている。

本当は面倒くさがっている事を。




普段の当たり前の悟の行動に、今日は涙が止まらない。




悟は家に帰ると、自分の部屋にしずくを連れて来た。

ベットにゆっくり置くと、しずくは簡単に悟に背を向ける。




「しずく。」

名前呼んでも、しずくは応えなくて泣き声だけが聞こえる。




悟はギシッと自分もベットの上に乗った。

小さくなって震えて泣いているしずくを抱きしめてみた。




「しずく…ごめんね…。」

もう泣かないで。




さっきより優しく、力無く悟の声が聞こえた。




「…嫌いよ…大嫌い…。」




しずくはどんなに離婚したいと言っていても、こんな風に本気で嫌いとは言わなかったな。

そんな事を考えながら、悟はぎゅっとしずくを抱き締めた。




「うん…ごめんね…。」




/ 313ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp